2008年07月01日

弦の張り替えからチューニングまで〜第五回 レスポール後編

さて、ストラト編と同じく後半はチューニングについてです。

基本的なところは変わらないのですが、レスポールにはレスポールのノウハウがあります。

ちなみに、今更ですがここではテイルピース+ブリッジの組み合わせのTUNE-O-MATIC(チューン・オー・マチック)タイプで説明します。

7/1修正


そのニ.開放弦のピッチを合わせる

チューニングとは、調整という意味合いで語るならかなりの項目をチェックすることになりますので、ここでは「ピッチ(音程)を合わせる」という意味で使っていきます。

前回までで、弦を張るところまで完了したこのレスポールの音程を合わせていきます。

弦の張り替え完了

音叉であわせてみる

チューナーで全部あわせるのもいいですが、まず音叉であわせてみます。というのも音の出ないチューナーを見ながらよりも耳である程度さっとあわせたほうが早い気がしますし。何より耳の訓練にもなるかなと。音叉はA音(ギターの5弦開放がA)がでます。開放とは、フレットを押さえずに弾いた時の音をさします。なお、オクターブが開放弦と音叉とで違いますので、わかりにくい人もいるかと思います。その場合、5弦5フレットのハーモニクスを弾いてみてください。チューニングがあっていれば音さとほぼ同じ音が出るかと思います。

音叉は、膝などで叩いて音を出した後、ピックアップに近づけるとスピーカーから音が出ますし、歯でくわえて振動を頭蓋骨を伝えて聞くという方法も良くとられます。

音叉の音を聞きながら、5弦のペグをギターを構えて手前から奥、ペグをボディー側が下の状態で真上から反時計回りに回し、ある程度まで音程をあわせます。
5弦の開放がある程度合ったら、6弦の5フレットを押さえた音を5弦開放と同じ音程に合わせます。後は同じように5弦5フレットと4弦開放、4弦5フレットと3弦開放、3弦4フレットと2弦開放、2弦5フレットと1弦開放を同じ音程に合わせていきます。

チューナーでのチューニング

ある程度音程が合わせられたので、チューナーで正確にあわせていきましょう。音叉でバッチリだぜって人も、一応チェックして見るといいかもしれません。

自分は弦の張り替えからチューニングまで〜第一回で紹介したSoftTunerを使用しています。入手はこちら=>(http://hp.vector.co.jp/authors/VA027069/

SoftTuner

なお、関連商品にあるように、Gibson社からレスポールとSGの「ロボットギター」が発売されています。これは自動的にペグをまき、チューニングをあわせてくれるというとんでもないものですwしかし、このギターはオクターブチューニングは勝手にはやってくれませんので、下記のオクターブチューニングは必須になります。

オクターブチューニング

さて、オクターブチューニングを行っていきます。楽器はじめたばかりの人が見落としがちな点ですね。オクターブチューニングは毎回あわせる必要はないのですが、弦を交換した時、弦高を変更したときは合わせ直した方がいいです。特に弦の太さを変えたときはかなりの確率で狂います。

TUNE-O-MATICの場合、ブリッジの駒をマイナスドライバーで調整します。締めると駒が前に移動し、緩めると駒が後ろに移動します。すみませんまたピンボケしてます・・・

マイナスドライバーで駒を調整

具体的には、12フレットのハーモニクスの音程を確認します。フレットの真上で指を軽く振れ、ピッキングしてください。開放弦の音程が合っていればこのハーモニクスの音もぴったり合っているかと思います。
次に、12フレットを押さえてピッキングしてみてください。この時、音程がずれていればサドルの位置を調整します。

  • 12フレットを押さえたときの音程が、ハーモニクスより高い場合、ブリッジ<>12フレット間が近すぎるため、ネジを緩めて音程が合うまでサドルを後ろにずらします。
  • 12フレットを押さえたときの音程が、ハーモニクスより低い場合、ブリッジ<>12フレット間が遠すぎるため、ネジを締めて音程が合うまでサドルを前にずらします。


これを6弦から1弦まで行います。オクターブチューニング後、再度開放の音程を合わせます。

TUNE-O-MATICはストラトよりも駒の稼動幅が小さく、標準状態ではオクターブピッチが合わないこともあるかと思います。その場合、駒の留め金をはずし、駒を反対に付け直してください。駒の頂点が移動することにより、先ほどとは違った音程を設定することが出来ます。

駒の向きを変更する

これで、一通りチューニングは完了です。一応、最終フレットの音程も確認してみてください。12フレットのハーモニクスは合っていても、最終フレットの音が合っていないことはよくあります(^^:

これはある意味ギターの個性でもあるのですが、どうしても気になるほどずれている場合、開放弦でのチューニングではなく、2フレット目を基準にチューニングし、14フレットのオクターブチューニングを行うことで、大分マシになる、という情報を良く見かけます。オープンコードを多用するならともかく、普通開放弦を弾くことは余りないので、フレットを押さえたときの音に合わせてしまえ、ということらしいです。

が、この問題を本質的に調整するなら、リペアショップでナットの調整をしてもらったほうがいいかと思います。ナットの溝きりを調整することで、0フレットの弦の高さを調整することで改善できるようです。また、自分でナットの調整を行う際には自己責任でお願いします。下手に素人が手を出すべきではないです。

ちなみに、このレスポールは高音弦(3-1弦)は最終22フレットまでバッチリ合います。オクターブの調整を一度も行っていないという方、一度確認してもらえると幸いです。

さて、下記のロボットギターですが、賛否両論合ったようです。個人的には、こういったアプローチはあり。と思っています。ギターの構造の一つを知るために、自分でペグをまいてチューニングをすることも大事ではあるのですが、私はそれ以上に正しい音程で常に練習することの方が身につきやすいと思います。
どちらにしろ、このギター一本で満足するのならいいですが、長くギターを弾いて行く上で別のギターを弾くことは必ずあると思います。そのときになってから、ペグをまわすことを覚えてもいいかなぁとも思っています。まあ、一ついえることは、「そんな初心者がほいほい買うほど安くは無い」というところですがw


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【Gibson◆弦を弾いただけで自動でチューニング!!】Gibson Robot LP Studio Ltd. 【Gibson◆話題のロボットギター!今度はSGバージョン入荷!】Gibson Robot SG Special Ltd.
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k_arcane at 01:35 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ! 構造/パーツ  | メンテナンス

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